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字の読めない代書人 異世界ギルドの依頼票、書きます
終電で眠りこんだ区役所の窓口係・柚木朔が目を覚ますと見知らぬ宿場町にいた。言葉は通じるのに字はひとつも読めない。拾ってくれたのは目の弱った老代書人オルガ。組合の依頼票を村人のかわりに書く仕事を手伝いながら、朔は字をひとつずつ覚え、人の話を聞く。掲示板の隅には三十年だれも受けていない依頼票が一枚。そこには朔にだけ読める字が書かれていた。
12ptないはずの村へ 地図屋見習いと三つの嘘
王都の下町で地図屋の見習いをしているリセ。師匠のハースは「嘘は一枚にひとつ」が口癖の偏屈な老地図師だ。ある朝、師匠が帰らず、王立測量院の役人たちが店の地図をすべて押収していく。手元に残ったのは、練習用に渡された写し一枚。そこには、師匠の癖で描かれた「嘘の印」が、三つあった。地図から消された場所をめぐる、旅と謎の物語。
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