ファンタジー連載中全2話8,277字
字の読めない代書人 異世界ギルドの依頼票、書きます
終電で眠りこんだ区役所の窓口係・柚木朔が目を覚ますと見知らぬ宿場町にいた。言葉は通じるのに字はひとつも読めない。拾ってくれたのは目の弱った老代書人オルガ。組合の依頼票を村人のかわりに書く仕事を手伝いながら、朔は字をひとつずつ覚え、人の話を聞く。掲示板の隅には三十年だれも受けていない依頼票が一枚。そこには朔にだけ読める字が書かれていた。
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